Top > DVDで見ることの効果 > 聴覚について

冒頭で「聴覚は、外耳、中耳、内耳、聴神経、聴覚皮質などの器官を使い、
音声信号を神経活動情報に変換し、音の強さ、音高、音色、音源の方向、リズム、言語などを認識する能力・機能をさす」
と定義した。

しかし実は定義として不十分な点が以下の2点含まれている。

認識する能力と書いたが、認識とは脳のどの部分が行うのかというのは未解明な部分である。
「音声情報を一次聴覚野の細胞の興奮に変換すること」イコール「意識が音を音として感じ認識すること」
ではないと考えられるからである。
意識が脳のどこで担われているのかという重大なテーマが関与することになる。
これは脳科学の領域でも盛んに研究されているテーマである。
「外耳、中耳、内耳、聴神経、聴覚皮質などの器官を使い」と書いたが、それ以外の器官も使っている可能性がある。
例えば、言葉の認知には運動性言語野としてしられていたBroca野が関与すると言われている。
従って聴覚皮質以外の脳の領域も聴覚に関与しているということになる。
また、例えばイヌやウマなどでは音源の方向の認知に、アンテナのように耳介を動かすこと部分的に役立っている。
ヒトでは耳介は通常動かないが、顔の方向を微妙に変えることなどで音源定位に関与している。
従って、頚部の筋肉など耳よりも末梢の器官も聴覚に関与していると言うこともできる。

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